◎急性冠症候群のERでの対応
まず、Primary survey+E3:10分以内に
バイタルサイン:
A:会話可能か
B:RR、呼吸様式
C:BP、HR、E3
D:意識レベル、従命可能かは「グーパー」で
E3:Ear(聴診→Killip分類、機械的合併症・併存疾患の鑑別)、
ECG
Echo(心嚢液、壁運動異常、左室収縮、重症弁膜症、上行大動脈解離、下大静脈径)
STE-ACSとしてManagement開始
→アンギオ室、放射線技師、CCU、デバイスの業者さんに連絡
末梢ルート、生食20mL/hr、トロポニンI・CKMBを含む血算・生化学・凝固
バイアスピリン®162mgとエフィエント®(プラスグレル)20mg(脳卒中の既往を確認して、出血の可能性が高い場合にはクロピドグレル(プラビックス®)300mgを選択)、ヘパリン5,000単位準備
Secondary survey
ABCD再評価
冠危険因子:DL、HT、DM、smoker、FH
症状の変化
脳卒中の既往(→あればプラビックス®にする)
出血性疾患を疑うエピソード(便の色など)、観血的手術の予定
→あればBMS、なければDESでいく
造影剤使用歴、喘息の既往
同意書等を取得し、
カテ室に行く前に
バイアスピリン®162mg(噛み砕く)、エフィエント®20mg投与、ヘパリン5,000単位静注
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