不眠をみたら原因の5Pと不眠の種類4タイプを考える
◎原因の5P
①Physical(身体的):発熱、疼痛、そう痒感、頻尿、心疾患、呼吸器疾患、睡眠時無呼吸症候群、むずむず脚症候群
②Physiologic(生理学的):時差ボケ、環境の変化、交替性勤務、騒音、光、不快な温度
③Psychological(心理学的):精神的ストレス
④Psychiatric(精神医学的):うつ病、不安障害、アルコール依存症
⑤Pharmacologic(薬理学的):ステロイド、利尿薬、抗パーキンソン病薬、インターフェロン
◎不眠の種類4タイプ
①入眠障害=寝付きが悪い
「ベッドに入ってからどれくらいで眠れますか?」
入眠が1〜2時間以上かかる
→疼痛・瘙痒感、むずむず脚症候群、神経症性不眠
②中途覚醒=寝たあとに目が覚める
「夜中に何回くらい目が冷めますか?その後すぐに眠れますか?」
夜間覚醒2回以上
→頻尿、飲酒、睡眠時無呼吸症候群
③早朝覚醒=早く目が覚める
「朝早く目が覚めて困っていませんか?」
予定時刻より2時間以上早く起きてしまう
→うつ病
④熟眠障害=眠りが浅い
「睡眠時間の割にぐっすり寝た感じがしませんか?」
→飲酒、睡眠時無呼吸症候群